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2024年環境配慮パッケージ事例の解析結果

事例の解析結果 2024年11月11日

■環境パッケージ事例の応募は前年なみ、環境配慮設計への関心を反映

当協議会では、2008年から毎年、会員団体・企業の身近な製品のプラスチック容器包装の環境配慮設計による環境配慮パッケージ事例を募集しています。2024年の応募件数は45社・124事例で、前年とほぼ同数。2008年からの応募総数は累計1254件になりました。
皆様に応募事例を幅広く活用いただくために、誰でも簡単に検索できるシステム・プラっとサーチを2023年12月に開発し、今回、本年の応募分も追加掲載しました。
当協議会では、環境配慮設計に関する情報提供を当協議会の重要な役割と位置付けており、関係主体への情報提供と考え、環境配慮設計指針(2015年策定、2020年改訂)、環境配慮設計ガイドライン(2020年策定、2021年改訂)とともに、検索システム・プラっとサーチを活用して環境配慮パッケージ事例を集計・公開し、持続可能な循環型社会の実現への一環として、環境配慮設計を普及・啓発を進めています。

■Renewable(リニューアブル)の利用が大幅に増加、全体の1/3に 

分類項目の比率は、各年の取組みの状況を表しています。プラスチック容器包装には、3R(リデュース・リユース・リサイクル)に加えて、Renewable(リニューアブル)があります(分類D1~4)
2024年もRenewableを採用する傾向は増加しており、バイオマスプラスチックの利用が全体の22%、再生素材の利用が13%になり、あわせて全体の35%を占めています。
これは、プラ循環法で環境配慮の取組みが示された影響と思われ、今後もバイオマスプラスチックや再生素材の利用が増加していくと想定されています。