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2023年環境配慮パッケージ事例の解析結果

事例の解析結果 2023年11月2日

事例の応募数が今年も増加、環境配慮設計への関心の高まりを反映

当協議会では、2008年から毎年、会員団体・企業の皆様から、身近な製品のプラスチック製容器包装における環境配慮設計の具体的事例を応募いただき、事例集として発刊してまいりました。
応募総数は1130件、今年も応募数は前年より増加しました(下図)。

プラスチックをとりまく様々な環境問題は2018年のプラスチック憲章の制定を機に大きく変化しました。
昨年4月にはプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律が施行され、プラスチック使用製品の製造事業者等には取り組むべき環境配慮設計が定められました。
応募数の増加は環境配慮設計への関心の高まりを反映していると思われます。

当協議会では、環境配慮設計は当協議会会員の重要な責務と考え、2015年に策定した環境配慮設計指針に加え、環境配慮設計ガイドラインを策定しています。
また、応募いただいた事例をさらに幅広く活用していただくために、事例の検索システム「プラっとサーチ」を開発しました。
持続可能な社会の実現に向け、環境配慮設計を推進してまいります。

 

バイオマスプラスチックの利用が大幅に増加、全体の1/4に。

環境配慮設計の施策は下表のように分類しています。
それぞれの施策の割合はその年の取組のトピックスを表していますが、 今年も大きな変化がみられました。
昨年から、バイオマスプラスチックの利用が増加し、今年はさらに増加、全体の1/4を占めています(下図D2)。
これもまた、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律の制定が影響しているものと思われます。
今後、バイオマスプラスチックや再生素材の利用が増えていくものと思われます。